昨日8月9日は、ナガサキに原爆投下されて70年。
6日を同じくサイレンが響いていました。

入道雲が出て、とても夏らしいお天気だった日曜日。
私は、夜遅い日が続いていたので、日曜日ということもあって、
午前は寝るぞと思っていたので、布団の上で暑さにうだりながら
サイレンを聞きました。

70年前の8月9日も
私のように何の変哲もない夏の日を過ごしていた人たちの日常が
一瞬にして破壊されたのか…と想像して、恐ろしくなりました。

抑止力なんて言うけれど、
大きすぎる武力を持ったら、弱い人間はきっと使いたくなるでしょう。

そういえば、長崎に住むとなったときに
私は「原爆資料館を見ておかなければ」とふと思って
五島に渡る前に、資料館へ行きました。

そこですごいなと思ったことがあって。
こんなにも被害を受けたという姿勢の展示がされていてもおかくないのに、
フラットな冷静な展示がされていて
原爆を落とした側のその後や苦悩についてや
現代の核兵器、他国での核実験の被害などにもふれているところ。
どこかに非を求めるでもなく
地球全体の核兵器廃絶、平和を願った展示がされている印象を受けました。
暴力の連鎖を断ち切って、平和を訴えている長崎なのだなと。