商工会による講演会参加
2015.11.18丨
「世界遺産観光による地域づくりと商いづくり」です。
長崎はキリスト教との関わりが強く、長崎にある教会群が世界遺産に
登録されようとしています。その為、五島市もそれに含まれる教会がいくつか
あるので観光客が増えている現状があります。
が、世界遺産になると本来保存が目的なのに世界遺産としての
ネームバリューがつくことにより、人が押し寄せ観光地化してしまい、
本来の目的が薄れてしまう現状があったりします。
なので、今回 商工会が島で大活躍するデザイナーの有川さんと
有川さんの後輩で白川郷のマスタープランを作ったりと
10年間白川郷に関わってきた麻生さんのお話を聞いてきました!
麻生さんは白川郷が世界遺産として歩んできたなかで
白川郷の方々が住民主導で地域をつくっていこうとして
うまくいった話・苦労した話・これからについてなどを話してくれました。
有川さんは島の特産品のパッケージや観光などの発行物をデザインしてきて
今後 世界遺産登録のきっかけをどう島のデザイン・プロデュースに
活かすか、「本物」ってワードを軸に学生時代研究してきた山口県萩での
事例を紹介しながら話してくれました。
環境が人を作り、暮らしを生み、景観がつくられ
それが綿々と紡がれて文化・歴史になっていくんだろう。
合掌造り茅葺き屋根のお家の特徴、雪深い僻地だったからこそ
近代化の流れが押し寄せず(それゆえの苦労話が泣けた・・・)
あの合掌造りが現代に残り、世界遺産となったんだろうな。
五島も島ゆえに独特の文化が沢山あります。
島と僻地って似た要素や境遇があるのかもしれない。
白川郷の話から学ぶ事が多かったです。
最後に有川さんが
「こんなにも本物が溢れていて、こんなにも未開発の所はないと思います」、
麻生さんが「世界遺産疲れせず、楽しくやっていく」みたいな発言があって、
これからの島暮らしや商いをするヒントになりそうだなーと思いました。
ワクワクする未来描いてくぞーーー